「好きなこと、興味のあることを、思い切り楽しんで可能性を広げてほしい」とお話してくれたのは、
FMえどがわのラジオパーソナリティーを務める松下有美さん。
長年パーソナリティーとして活躍されている松下さんに「仕事のやりがい」や「夢の実現」に向けて、やっておくとよいことを伺いました。
もともとは舞台役者や声の仕事をしていて、ラジオオーディションがきっかけで現場のレポーターを経て、
生放送のパーソナリティーになったとのこと。
松下さんのこどもの頃の夢は、漫画家さん。イラストを描くことが好きで中学時代は3年間、友人たちと漫画を描いていたそうです。
美術系に進もうと思っていたけれど、「役者」という道に進みたいと思い、進路を変えたときも、
自分の好きなことを思い切り楽しみ、自分を信じて進んでいったと。
ただ、色々な繋がりとご縁がありラジオに導かれ、いつの間にか自分の天職になったと話してくれました。
声の仕事には、声優やMCなど様々あるけれど、大事なことは「上手い人の真似をする」こと、そしていろんなことに興味を持つこと。
技術面は訓練すれば誰でもできる。でも、小さなことに興味を持って、自分で調べたり、本を沢山読むこと。
知らないうちに、本に書いてある、日本語のきれいな表現や、使い方が身についているはず。
また、この仕事は聴いているリスナーに他の人なら見失うような日常の小さな幸せに気づかせる役割。
自分の言った一言で、人の心がちょっとでも和んだり、受け止めてくれた人がいたりと、影響力の強さに気が引き締まることもあるそう。
リスナーと心と心が触れ合える瞬間があり、やりがいを感じている毎日。
こども達には、自分は「これが好き」ということを見つけてほしい。世界は広くて「これが正解」ということではなく、何でも正解です。
自分のすきなことを自信を持って言える大人になってほしいな。と思います。
今は好きなこと、興味のあることを思い切り楽しんで可能性を広げてほしい。と優しく伝えてくれました。