＜ぼく・わたし達の取り組み＞葛西臨海公園／鳥類園

江戸川区で活躍する皆さんの取り組みを紹介します。

江戸川区で有名なレジャースポット、葛西臨海公園。その敷地内にある鳥類園は、野生の鳥たちの楽園です。鳥類園には、年間でおよそ160種類の野鳥が訪れます。園内にある観察窓から、野鳥たちの姿をのぞいてみてください。サギ類、カモ類は簡単に見つけることができるので、探してみましょう。

秋から春にかけては、オオタカがよく観察されます。オオタカは生態ピラミッドの頂点に位置する猛禽類で、ネズミや鳥を食べて暮らします。野生の動物たちが、この鳥類園にたくさんくらしているという証拠です。鳥類園には、東京都で絶滅の危機に瀕している野鳥が多くいます。そのため、多くの人たちが協力して鳥たちのすみかを守っています。

例えば、多くの野鳥がくらすヨシ原は、毎年、茎や根っこを刈り取る作業が必要です。冬場に冷たい池へ入り、スタッフやボランティアの人たちが作業をしています。野鳥のすむ場所では、マイクロプラスチックなどのゴミ処理問題が深刻です。環境が汚れていくだけではなく、鳥たちがゴミを食べてしまうこともあります。「ゴミ拾いをする」「ポイ捨てはしない」だけでなく、ゴミを減らす努力をしていきましょう。

私たちは、野生生物がたくさんすんでいる自然豊かな公園へ、気軽に訪れることができます。葛西臨海公園の広大な敷地には、まだ知らない魅力がありそうです。