江戸川区で活躍する皆さんの取り組みを紹介します。
開設までの道のり!手作りから引き出す子どもの生きる力
江戸川区篠崎町にある子ども未来館は、小学生を対象に家庭や学校ではできないような実験や体験が楽しめると大人気です。今年の夏のプログラムでは、毎年2千通ほどの申し込みがあるところ、5千通のハガキが届いたといいます。
江戸川区では、これからの未来を見据えたときに、子どもの存在が大事であるということが早々にささやかれていました。当初プロジェクトの一つとして、子ども未来館開設が決まり、担当の職員は日本中の子ども向け体験施設を視察。しかし、どこの施設も高い専門性と高額な予算で施設を建設しており、同じような施設を作るにはとても厳しい状況でした。
そのとき着目したのは、「地域で活躍するボランティアの力を借りる」こと「区内を歩けばみつかる、様々な学びの資源」を教材にすることでした。そして、手作りをモットーとした体験型施設を目指したのです。
どんなテーマでも突き詰めていけば、子どもでもその道のプロになることができます。例えば、空を舞う蝶や水辺の生き物などについて、「この分野については誰にも負けない」という気持ちがあれば、それだけで生きるための力がつきます。
子ども未来館には、自分の暮らしの中で「なんでだろう?」と疑問に思ったことに答えてくれる人、江戸川区について豊富な知識を持っている人がいます。子ども未来館に遊びに行き、興味のあること、面白いと思うことに是非挑戦してみましょう。体験を通して身につけた自信は、一生崩れることのない「生きる力」となります。