江戸川区で活躍する皆さんの取り組みを紹介します。
地域の目で温かく見守るこどもの居場所
常に温かい眼差しでこども達を見つめているNPO法人「らいおんはーと」理事長の及川信之さん。今年2020年はコロナの影響でこども食堂が閉鎖する中、江戸川区で唯一開いていたのは、ここぬくもりスペース『NUKUNUKU』ではないでしょうか?
この活動をはじめたきっかけは、学校ボランティア経験を通して、子どもと親が抱える様々な問題を目の当たりにしてきたから。不登校・いじめ・貧困、それに伴なう教育格差、家庭環境の問題など。
江戸川区でも例外ではなく、問題解決に向けて行政や学校が対策を進めていますが、個々が抱えるそれぞれの問題も一つではなく重複しており、それが複雑に絡み合って、抜け出すのが非常に困難になっているのが現状。
そこで、及川さん達は子どもと親の抱える様々な問題を解決するために、問題解決へ結びつく対策のお手伝いをするとともに、地域の中でできる子ども達の健全育成に向けての活動をしています。
及川さんはこう言います。「人を傷つけてしまうのは人間、されどその傷を癒やしてくれるのも人間。地域の中で、子ども同士や大人同士が繋がり、子どもと大人が触れあえる居心地のいい場所、第3の居場所がぬくもりスペース『NUKUNUKU』です。
異世代間交流と、様々な体験活動を通して育まれる「心」と、逆境にも負けない強い「心」の育成が、問題を解決すると信じています。とお話してくれました。