江戸川区で活躍する皆さんの取り組みを紹介します。
海水浴体験ができる!自然豊かな海で命と文化にふれあう
江戸川区にある葛西海浜公園では、今から6年前の平成28年より、毎年海水浴体験が行われています。葛西海浜公園ができる前は、東京湾の浜がありました。そこにはきれいな海で泳いだり、潮干狩りをしたりする人たちがたくさんいました。その後、都市化が進んで海が汚れ、海水浴はできない状況に。
地元「NPO法人ふるさと東京を考える実行委員会」とともに、海とふれあう文化を復活させるため、カキによる水質を良くする実験を始めました。現在は、東京で唯一海水浴が楽しめる、とてもきれいな海となり多くの人々が訪れています。
葛西海浜公園は干潟の豊かな自然がありアサリやカニ、それを狙ってくるたくさんの野鳥が見られます。海から陸へとつながる環境は生き物にとっての楽園であり、生き物にふれあうことで私たちの暮らしと心も豊かにしてくれるのです。
水辺にやってくる水鳥を守るため、葛西海浜公園はラムサール条約に登録されています。自然豊かな湿地として、公園の環境を守り続けていきましょう。きれいな海を守るためには、私たちも協力していく責任があります。葛西海浜公園で定期的に開催されているビーチクリーンに参加し、カキ殻やゴミを拾うことで安全や美しさを保つことが可能です。
また干潟の生き物観察会に参加すると、小さな生き物たちにふれあうことができ、生命の面白さや大切さを感じることができます。葛西海浜公園では、海水浴体験のほか釣りや潮干狩り、海苔づくりなども体験することができるので、皆さんも様々な体験をしてみましょう。